イベント収録などでのマルチカム運用に :
複数カメラの収録素材を効率的に管理する(クリップ名 + クリップ番号の設定)
メタデータの"ユーザークリップ名" を設定することでクリップに名称をつけることができます。
イベントなどで2台以上のカメラを使った同時収録(マルチカム)運用をする場合は、「どのカメラで撮影された
クリップ」なのかが分かるよう予めユーザークリップ名を設定しておけば、AVCCAM viewerでプレビューや
編集前のクリップ選別作業をすばやく行うことができ作業の効率化につながります。
またAVCCAM viewer を使えば、AVCCAMで撮影した素材をユーザークリップ名などのメタデータと共に
サムネール表示したり、複数カメラの素材をまとめてSDHCカードに出力するなどの管理が可能になります。
ユーザークリップ名を設定した場合は、設定したクリップ名称に加え、"0001" から始まる4桁の番号(記録ごと
にカウントアップ)をつけることができます。
クリップ名称設定の例 : 名称を「CAM A_」と設定

ユーザークリップ名を設定しない場合、クリップ名は "00000" から始まる数字5桁となります。
例:カメラ3台での音楽イベント収録 :カメラ名をメタデータとして記録しAVCCAM viewer で表示。

インタビュー、企画作品の収録に : カードにある多くの素材を効率的に仕分ける
AVCCAMなら最高画質(PHモード, 最高25Mbps)で32GBカード一枚に3時間の長時間記録が可能。メタデータ
を活用することで一枚のカードに記録された多くのクリップから目的のものを探す手間を軽減することができます。
シーンごとに「ユーザークリップ名」を変更して容易にクリップを見分ける
AVCCAM機器は複数のメタデータセットを一枚のSDメモリーカードに記録しておき、それらを自由に呼び出す
ことができます。
ドキュメンタリーや企業ビデオなどで何名かへのインタビューを撮る場合などの運用では、収録用のSDメモリー
カードに予め 「ユーザークリップ名」を「Interview 1, Interview 2 ...」 として複数登録しておきインタビューごとに
異なる設定を呼び出して記録すれば、後の試写や編集の際に各クリップを素早く見つけられるようになります。

例:ユーザークリップ名付きで記録したクリップをAVCCAM viewer で表示
「ショットマーク」 を使って現場でOKテイクを選別する
AVVCAM機器に搭載の「ショットマーク」機能を使えば、クリップにマークを残すことが可能。
現場でOKテイクを選別し後でそのテイクだけをAVCCAM viwer で選別~SDHCメモリーカードへコピーする
などの運用が可能です。
ショットマークが付いたクリップは、AVCCAM機器およびAVCCAM viewerのサムネール画面に"M"アイコン
が表示されます。

例:ショットマーク付きクリップをAVCCAM viewer で表示
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