3D ベーシック講座 第4回 3D信号のインターフェース、運用システムの例

第3回では、3D映像を伝送する方式と3Dディスプレイでの表示方式および3D対応ビデオモニター BT-3DL2550の特長について説明しました。 今回は3Dの信号を伝送するためのインターフェースおよび運用例について説明します。



3D伝送方式とインターフェース
3Dの主な伝送方式とインターフェースを以下に示します。
* 伝送方式や表示方式の更に詳しい解説は、「3Dベーシック 第3回:3D信号の伝送、表示方式」 を参照下さい。





3D運用の例

1. 3D撮影、映像確認を現場で行える収録システム

一体型2眼式3Dカメラレコーダー AG-3DA1では、両眼に相当する内蔵レンズの調整はフルオートで行われるため、リグ式3Dカメラシステムで必要な両眼差の調整は気にする必要がありません。コンパクトなサイズで手軽に3Dの記録が可能。 更に 3D対応LCDモニター BT-3DL2550を使えば、3D効果の調整結果を撮影現場で確認をすることが可能です。





2. 複数台の3Dカメラを使用したライブイベント用システム

複数台の3Dカメラレコーダーを使った、ライブイベントの中継、収録でもデジタルAVミキサー AG-HMX100を核にしたスイッチングシステムを構築することで手軽に3D映像を中継、収録することが可能になります。
AG-HMX100は2台の3Dカメラ映像(デュアルSDI・サイマル方式)をスイッチングでき、デュアルHD SDI(L/R)とDVI-D(L/R)の、2系統の3D映像出力がPGMとして出力可能。業務用DLP®プロジェクター2台の組合せによる高輝度・高コントラストな3Dプロジェクションシステムを構築し、3Dライブ映像の大画面・大迫力な投射が可能。また、Panasonic製業務用プロジェクターのシャッターおよび電源ON/OFFのリモート制御も行えます。
AG-HMX100を2台連結すれば、最大4入力の3D映像(デュアルHD SDI)信号のスイッチングも可能。PGMも最大2系統まで出力でき、大規模な3D映像の演出にも対応します。

2-1 3Dカメラ x2台を使ったライブイベント収録システム 1




2-2 3Dカメラ x2台を使ったライブイベント収録システム 2 (サイド・バイ・サイド)




2-3 3Dカメラ x 4台 + プロジェクターを使ったライブイベント上映システム




3. 既存のAVCHD用システムを使用した3D編集システム

AG-3DA1は、AVCHD方式で記録しますので、AVCHDに対応したビデオ編集ソフトであれば、3D編集用プラグイン(サードパーティ製ソフトウェア、別売)* などを追加することで Mac / Windows PC を使用したシステムでも手軽に3Dの編集が可能になります。
コンピュータへの取り込みも現行の2D素材と全く同じくファイルベースで簡単に行えます。



*当社が動作を保証するものではありません。各プラグインソフトウェアが推奨する動作環境を満たす必要があります。










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